【対応必須】Amazonアパレル商品の素材構成に関する出品情報の変更方法を解説!
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
アパレル商品を取り扱っている出品者の皆様、Amazonの新着情報は常に確認していますか?
Amazonでは、アパレル商品に関して直近1〜2年の間で多数の仕様変更が行われました。
ちなみに今年も仕様変更が行われます!
それがAmazonの新着情報でも共有されている「アパレル商品の素材構成に関する出品情報の変更」です。
今回は「アパレル商品の素材構成に関する出品情報の変更」について、詳しく解説させていただきます。
目次
アパレル商品の素材構成に関する出品情報の変更に関する概要
初めに、アパレル商品の素材構成に関する出品情報の変更について大きく2点解説します。
1:「material_composition」と「fabric_type」が統一
Amazonでは、服&ファッション小物、シューズ&バッグ商品の出品を簡略し、なおかつ素材構成情報を提出するためのガイダンスを有効にするため、既存の2つの項目であった「material_composition」と「fabric_type」を統一します。
・・・どういうこと?
ってなりませんでしたか?
簡単に言うと服&ファッション小物、シューズ&バッグ商品における出品情報の「material_composition」と「fabric_type」という項目が統一されるということです。
2:素材構成情報の入力が必須
今回の仕様変更は、2022年2月23日以降のアパレル商品の出品に大きく影響してきます。
主な仕様変更を下記にまとめました。
① カスタム/カテゴリーテンプレートで「素材構成」として、および商品登録で「素材または繊維」として表示される「fabric_type」項目が必須となります
② カスタム/カテゴリーテンプレートと商品登録で 「素材構成」として表示される「material composition」項目が削除されます。
※2022年2月23日より前に作成されたASINについては、
「fabric_type1」が空欄の場合「material_composition」から「fabric_type」に値が自動的にコピーされます。
Amazon購入者への影響
素材構成情報を入力しておくことで、購入者にとっては、素材情報を参考にしながら好みの商品を見つけることができますので、購入の手助け、後押しをすることができるでしょう。
また、2022年には「絞り込み検索」に「素材または繊維タイプ」が導入される予定です。
参考までに、素材構成情報を入力すると商品ページでは下記画像のように表示されます!
Amazon出品者への影響
今回の仕様変更前までは「material_composition」は必須項目でしたが、「fabric_type」は任意項目でした。
仕様変更後は、「material_composition」が項目削除され、「fabric_type」のみに素材構成情報が必須となります。
この変更に伴い、出品者は「fabric_type」を使用して素材構成を入力するよう求められます。
「fabric_type」の推奨値
「fabric_type」に入力する素材情報は、基本的にフリーテキスト形式ですが推奨値は存在しています。
推奨値とはAmazonが推奨している値(テキスト)です。
その為、まず推奨値に従って入力すれば商品登録を失敗することはありません。
よく勘違いされてしまうのが、推奨値の入力方法に従う必要はありません、あくまで推奨値なのでアパレル出品者の皆様が定義している素材情報の入力で問題ございません。
下記に「fabric_type」の推奨値と入力例をまとめましたのでご参考ください。
指針 | 定義 | 正しい例と間違った例 |
有効な素材の値 | 素材名が英語の場合は、最初の文字 を大文字にし、その後に小文字を並 べるという適切なケースでなければ なりません。 | ✓ 90% Cotton, 10% Polyester × 90% Co, 10% Polyester fibre |
素材の降順 | 略称ではなく、フルワードで表記し てください。 | ✓ 70%シルク, 25% 苧麻, 5% 亜麻 × 5% 亜麻, 25%苧麻, 70%シルク |
カンマ区切り | 記号の前にはスペースを入れず、「%」記号の後にはスペースを入れ てください。 | ✓ 96% ナイロン, 4% ポリエステル × 96% ナイロン 4% ポリエステル × 96% ナイロン/4% ポリエステル |
適切なレター ケーシング | 素材名が英語の場合は、最初の文字 を大文字にし、その後に小文字を並 べるという適切なケースでなければ なりません。 | ✓ 55% Angora, 45% Wool × 55% angora, 45% WOOL |
略称 | 略称ではなく、フルワードで表記し てください。 | ✓ 55% Polyamide, 25% Cotton, 20% Elastane × 55% Pa, 25% Co, 20% Ea |
スペース | 記号の前にはスペースを入れず、 「%」記号の後にはスペースを入れ てください。 | ✓ 96% フェザー, 4% ダウン × 96 % フェザー, 4 % ダウン |
2 つ以上のレイヤーがある製品 | 素材構成が 2 つ以上ある場合(裏地 がある商品の場合)は、それぞれの 素材セットをセミコロン「;」で区切 り、素材リストの前に表示されてい るレイヤーをコロン「:」で続けて表 示します。 | ✓ Outer: 60% Cotton, 40% Polyester; Inner: 96% Aramid, 4% Acrylic ✓ Outer: 100%コットン; Lining: 100%レーヨン × 60% Cotton, 40% Polyester, 96% Aramid, 4% Acrylic × 100%コットン; Lining 100% レーヨン |
例外的なケース | 商品ラベルに商標、分類されていな い繊維、または比率情報がない(パ ーセンテージがない)ことが示され ている場合、一般的に以下の有効な 「接頭語」が使用され、その後に括 弧内の用語または商標が続きます。 | ✓ 100% 植物繊維(Abaca) ✓ 95% Cotton, 5% 素材構成比情報なし(Nylon, Rayon) ✓ 100% 複合繊維 (ポリエステル,ナイロン,ポリエチレン) |
注意点
今回の仕様変更で2つ重要な注意点がございます。
①仕様変更の日にちが2月23日
②既存ASINにも対応が必要
より詳細な内容を下記にまとめましたのでご参考ください。
①:素材構成情報の仕様変更は2月23日から
アパレルの素材構成情報の変更は2月23日からです。
2月8日時点で在庫ファイルを確認したところ「material_composition」と「fabric_type」はまだ統一されていませんでした。
その為、今の状態で「material_composition」に素材構成情報を入力しても、2月23日以降に「fabric_type」に素材構成情報が自動的にコピーされますので、仕様変更の2月23日を待たずして、情報入力の対応が可能なため、その点は安心できるでしょう。
なお、仕様変更以降はエラーを防ぐために、在庫ファイルを新しい情報に変更しておく必要があります。
②:既存ASINにも対応が必要
2022年2月23日より前に作成されたASINについては、「fabric_type」が空欄の場合、「material_composition」から「fabric_type」に値が自動的にコピーされます。
「material_composition」の項目はAmazonカタログに残りますが、変更が適用された後は出品に使用できませんので、ご注意ください。
既存ASINに素材構成情報を入力していない場合どうなるかAmazonへ確認しましたが、現状はまだどうなるかわからないとのことでした。
ただ、他の商品タイプにおいて同様の仕様変更の際、検索対象外になったケースがあったということですので、既存ASINに関しても情報入力をしておく対応をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアパレルの素材構成情報の変更について解説しました。
Amazonは大小問わず日々仕様変更が発生していますので、対応漏れにより運営に支障が発生することもあります。
アパレルに関しては、1年に1回大きな仕様変更が発生している傾向ですので、アパレル出品者の皆様はAmazonの新着情報をこまめにチェックしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。
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